石川県
高校入試制度は都道府県により大きく違います。
石川県の入試制度を知っておくことが高校合格への第1歩!
石川県 高校入試情報(令和6年度/2024年度)
石川県の公立高校入試は、推薦入学(2月)、一般入学(3月)と受験が行われますが、推薦入学は募集定員の20%以内ですので、事実上、受験機会は、一般入学の1回勝負となります。
石川県の内申点の対象学年は中学1年生から3年生の3年間の評定がつき、特に3年生は2倍に評価されますので、1年生の定期テストからの対策と、3年生では特に2学期までの定期テスト対策をしっかりとしておくことが高校入試対策に重要です。
また石川県の高校入試では、学力検査の点数を2教科の範囲内で2倍以内に傾斜される高校がありますので、石川県の入試制度を調べ、自分の得意教科を活かせる高校を受験することも検討してみましょう。
『推薦入学』
- 《入試日程》
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令和6年1月30日(火)
- 《合格発表》
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令和6年2月5日(月)※内定通知
- 《受験実施校》
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普通科、農業に関する学科、工業に関する学科、商業に関する学科、看護に関する学科、福祉に関する学科 、体育に関する学科、地域産業科、演劇科、総合学科で実施。
中学校長の推薦が必要。
志願理由書も提出。
- 《学力検査》
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なし
- 《その他の検査》
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すべての受験者に面接を実施。
一部の学校では、面接のほかに適性検査・作文のうち、いずれか一つまたは両方を実施。
- 《内申点の算出方法》
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1年生の9教科(英語.数学.国語.理科.社会.音楽.美術.保体.技家)×5段階=45点
2年生の9教科(英語.数学.国語.理科.社会.音楽.美術.保体.技家)×5段階=45点
3年生の9教科(英語.数学.国語.理科.社会.音楽.美術.保体.技家)×5段階×2=90点
合計180点満点
- 《総合点の算出と受験者の合否判定方法》
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内申点180点満点、その他の実施検査、志願理由書等により総合的に合否を判定。
「定員に対する比率」
募集定員の20%または25%以内
『一般入学』
- 《入試日程》
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令和6年3月6日(水):学力検査(国語・理科・英語)
令和6年3月7日(木):学力検査(社会・数学) ※面接・適性検査を実施の高校もあり
- 《合格発表》
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令和6年3月14日(木)
- 《受験実施校》
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すべての高校
- 《学力検査》
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英語 100点(50分・リスニングテストあり)
数学 100点(50分)
国語 100点(50分・課題作文あり※例年)
理科 100点(50分)
社会 100点(50分)
合計500点満点
※傾斜配点を2教科まで2倍を超えない範囲で実施の場合あり。
- 《その他の検査》
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面接・適性検査のうち、いずれか1つまたは両方を実施。
学校・学科(コース)ごとに採択が可能。
- 《内申点の算出方法》
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1年生の9教科(英語.数学.国語.理科.社会.音楽.美術.保体.技家)×5段階=45点
2年生の9教科(英語.数学.国語.理科.社会.音楽.美術.保体.技家)×5段階=45点
3年生の9教科(英語.数学.国語.理科.社会.音楽.美術.保体.技家)×5段階×2=90点
合計180点満点
- 《総合点の算出と受験者の合否判定方法》
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内申点(180点満点)、学力検査点(500点満点)と面接・適性検査の結果をもとに合否を判定。
【石川県の高校入試の平均点と出題内容】
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《2023年度:石川県立高校入試の平均点》
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英語:50.2点
数学:44.4点
国語:59.3点
理科:50.8点
社会:41.9点
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《英語の出題内容と傾向》
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大問1(リスニング)
大問2(並び替え、英作文)
大問3(長文読解)
大問4(長文読解)
大門1(リスニング)は例年通り正誤問題、選択問題、記述問題でした。
大問2(並び替え、英作文)は昨年までの穴埋め問題から並べ替えと英作文へ変更されました。
大問3と大問4は、形式に大きな変化はなく、内容はやや易化の傾向がありました。
石川県の英語入試では、単語数の多い長文読解が2つ出題されます。
大問3では4人の男女の会話をウェブサイトのページを参考にして答える問題。
大問4では伝統工芸がテーマでグラフの変化を答える問題や、現在完了や関係代名詞の記述問題がりました。
文法知識だけではなく、文章の内容を自分の言葉で表現できるように練習する必要があります。
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《数学の出題内容》
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大問1(小問集合)
大問2(確率)
大問3(関数)
大問4(方程式)
大問5(作図)
大問6(空間図形)
大問7(平面図形)
出題順は、昨年と大問6と大問7の順序が入れ替わっています。また、新しく導入された「箱ひげ図」が初めて登場しました。
大問1の小問集合は、100点満点中30点と配点が高いため、しっかり得点できるようにする必要があります。
図形問題の大問6と大問7の(3)がともに難しく、悩んだ生徒も多いのではないでしょうか。
全体的には、昨年より基礎だけではなく演習量、応用力を試される内容で難化しています。
問題集などで多様なパターンを解く事の必要性を感じさせる問題でした。
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《国語の出題内容と傾向》
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大問1(漢字)
大問2(物語文)
大問3(説明文)
大問4(古文)
大問5(課題作文)
問題の構成は、例年通りです。
大問2(物語文)、大問3(論説文)は昨年より記述量が少なくなり、易しくなりました。
大問4(古文)は、数年ぶりに漢文の問題でしたが読みやすい古文だったと感じました。
大問5は、200字の意見作文でこちらも例年通りですが、今年は資料がありつつもその用語を使用するかは自由なので比較的書きやすい内容だったのではないでしょうか。
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《理科の出題内容と傾向》
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大問1(小問集合)
大問2(遺伝)
大問3(地震)
大問4(イオンと電池)
大問5(電流と磁界)
大問6(仕事とエネルギーが主題の複合問題)
大問構成は例年通りでした。
記述問題、計算問題ともに減少し、基本的な知識を問う問題が増加しました。
しかし、問題文の文章量が例年より多かったため、そのせいで間違いに繋がってしまった生徒もいたのではないでしょうか。
特に大問5の問4、大問6の問5は、現象に対してしっかりと理解できていることを前提にした説明が求められるので特に難しかったことでしょう。
一方で、基本的な問題も多く出題されたので読解力が鍛えられているならば、全体的な難しさとしては例年よりやや易化といえます。
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《社会の出題内容と傾向》
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大問1(アメリカの地理)
大問2(各時代の歴史と政治)
大問3(基本的人権と政治のしくみ)
大問4(中国・四国地方の自然と産業)
大問5(近代以降の日本の歴史)
大問6(消費生活と経済のしくみ)
問題構成は、例年通りでした。
各大問で、知識を試す問題と、資料を見て説明させるような問題がバランスよく出題されました。用語問題が比較的易しい内容だったことで、記述問題で点数の差がつくことでしょう。
表面的な知識だけでなく一歩踏み込んだ理解や、資料・図表を読み解く力が求められる傾向が強くなっています。
「社会は暗記教科だから直前に勉強しても大丈夫」と考える生徒は多いでしょう。
しかし、半分近くを占める記述問題を解くには不十分です。
基礎知識を踏まえて積極的に新聞やニュースを見て自分の意見を持つことで視野を広げることがとても重要です。
- 《石川県教育委員会》
- もっと詳しい石川県の公立高校受験、入試制度の情報は石川県教育委員会の高校入試情報のページで確認下さい。
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/kyoiku/index.html
- 《石川県の公立高校・私立高校の偏差値》
- 石川県の公立高校・私立高校の偏差値の一覧を下記ページにまとめています。
高校受験の志望校選択の参考にして下さい。
石川県の高校偏差値表(http://www.deskstyle.info/eria/ishikawa/hensachi.html)
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