山梨県
高校入試制度は都道府県により大きく違います。
山梨県の入試制度を知っておくことが高校合格への第1歩!
山梨県 高校入試情報(令和5年度/2023年度)
山梨県の公立高校入試は、前期募集(2月)、後期募集(3月)と受験が行われます。
前期選抜は自己推薦制で中学校長の推薦は不要なので、各高校の入試制度を調べて志望校を選択しましょう。
山梨県の内申点の対象学年は中学1年生〜中学3年生の評定がつき、実技4教科の比重が高いので、1年から学校の定期テスト対策と、実技4教科の授業もしっかりと受けましょう。
一人一校のみ出願可能ですが、志願先の高校に2学科以上がある場合、同一高校内で第2希望まで学科の志望順位をつけることができます。
『前期募集』
- 《入試日程》
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令和5年2月1日(水)、2日(木)
- 《合格発表》
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令和5年2月9日(木) ※内定通知
- 《受験実施校》
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70%以上の学校で実施。
- 《学力検査》
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学力検査は行わない。
- 《その他の検査》
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必要に応じて作文・特技・個性表現のいずれか、または複数を実施する。
- 《内申点の算出方法》
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1年生の5教科(英語・数学・国語・理科・社会)×5段階評定×2+4教科(音楽・保健体育・技術家庭・美術)×5段階評定×3
2年生の5教科(英語・数学・国語・理科・社会)×5段階評定×2+4教科(音楽・保健体育・技術家庭・美術)×5段階評定×3
3年生の5教科(英語・数学・国語・理科・社会)×5段階評定×2+4教科(音楽・保健体育・技術家庭・美術)×5段階評定×3
特別活動30点
360点満点
- 《総合点の算出と受験者の合否判定方法》
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調査書、面接等の成績を総合判定し選抜する。
「定員に対する比率」
○普通科、理数科、文理科、英語理数科、探究科については募集定員の40%以内
○職業に関する学科・総合学科については募集定員の50%以内
『後期募集』
- 《入試日程》
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令和5年3月3日(金)
- 《合格発表》
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令和5年3月10日(金)
- 《受験実施校》
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全ての学校で実施。
- 《学力検査》
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英語 100点(45分・リスニングテストあり)
数学 100点(45分)
国語 100点(55分・課題作文あり※例年)
理科 100点(45分)
社会 100点(45分)
合計500点満点
※一部で傾斜配点を実施。
- 《その他の検査》
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なし
- 《内申点の算出方法》
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1年生の5教科(英語・数学・国語・理科・社会)×5段階評定×2+4教科(音楽・保健体育・技術家庭・美術)×5段階評定×3
2年生の5教科(英語・数学・国語・理科・社会)×5段階評定×2+4教科(音楽・保健体育・技術家庭・美術)×5段階評定×3
3年生の5教科(英語・数学・国語・理科・社会)×5段階評定×2+4教科(音楽・保健体育・技術家庭・美術)×5段階評定×3
特別活動30点
360点満点
- 《総合点の算出と受験者の合否判定方法》
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内申点360点満点+学力検査点500点満点
調査書の記録及び、学力検査の成績を総合判定し選抜する。
【山梨県の高校入試の平均点と出題内容】
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《2022年度:山梨県立高校入試の平均点》
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英語・・・57.9点
数学・・・54.8点
国語・・・51.5点
理科・・・51.8点
社会・・・48.7点
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《英語の出題内容と傾向》
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大問1・・・リスニング
大問2・・・リスニング
大問3・・・リスニング
大問4・・・会話長文
大問5・・・原稿長文
序盤のリスニングでは、英語による会話文やスピーチを聞いて内容を把握し、適切な図を選択する問題やメモを完成させる問題が出題されました。
大問4の長文問題は2人の会話文で、空所補充問題が中心ですが、短い英文を書く問題も出ました。
大問5の長文問題は食品ロスに関する原稿を読む形で、本文の内容を正しく理解できているかを問う問題が中心です。
また、大問5の最後に英作文(35語以上50語以内)も出題されています。
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《数学の出題内容と傾向》
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大問1・・・計算
大問2・・・小問集合
大問3・・・文字式の利用/一次関数
大問4・・・データ/箱ひげ図
大問5・・・関数/平面図形
大問6・・・空間図形
大問1、2の小問では基礎的な力が図られています。
正答率が高いため、確実に点数を取れるようにしておきましょう。
大問3と5はこれまでと傾向が変わり、大問の中に2分野の問題が前後半として配置されました。
ゆえに例年と比べて幅広い分野の問題が出題されたことになります。
大問5や6の図形問題では、相似や三平方の知識も必要とされています。
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《国語の出題内容と傾向》
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大問1・・・漢字
大問2・・・表現
大問3・・・論説文
大問4・・・古文/漢詩
大問5・・・小説文文
大問1は頻出漢字の読み書き問題です。
長文読解問題は、文章量はそこまで多くはありませんが、記述の問題が多い点が難解です。
時間との戦いにもなるので、時間を計りながら過去問を解く練習をしておきましょう。
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《理科の出題内容と傾向》
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大問1・・・生物(動物の体のつくりとはたらき)
大問2・・・地学(天気)
大問3・・・化学(気体の性質)
大問4・・・物理(物体の運動)
大問5・・・(進化)
大問6・・・地学(大地の変化)
大問7・・・化学(中和)
大問8・・・物理(電流とその利用)
4分野から満遍なく出題されています。物理分野では実験の方法や条件を変えた場合の結果の理解が必須です。
また、化学分野では気体の名前だけでなく性質をしっかりと理解していないと解答が難しい問題がありました。
生物分野では、大問5が地学との融合問題でした。
単元だけでなく、分野をまたいでの設問はこれからも増えるでしょう。
地学分野は、理解力と計算力が試されました。
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《社会の出題内容と傾向》
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大問1・・・地理(世界・日本)
大問2・・・歴史(飛鳥時代~江戸時代)
大問3・・・公民(日本国憲法・経済)
大問4・・・地理・歴史・公民融合問題
地理分野では世界や日本の特色を様々な視点から大観する問題が出ます。
地球温暖化などの環境問題といった身近なテーマが良く出されるでしょう。
歴史分野では、日本史でも記述問題が出題されており、暗記だけでなく出来事の背景まで掴んでおくことがポイントになります。
公民分野では政治、人権、経済に関して幅広く出題されており、基礎知識の定着が重要になります。
大問4では3分野の融合問題が出ています。
資料を活用して自然災害や防災について考えさせる内容が問題になっているため、社会科に興味をもち、より深い考察ができるよう意識を高く持ちましょう。
- 《山梨県教育委員会》
- もっと詳しい山梨県の公立高校受験、入試制度の情報は山梨県教育委員会の高校入試情報のページで確認下さい。
http://www.pref.yamanashi.jp/kyouiku/top.html
- 《山梨県の公立高校・私立高校の偏差値》
- 山梨県の公立高校・私立高校の偏差値の一覧を下記ページにまとめています。
高校受験の志望校選択の参考にして下さい。
山梨県の高校偏差値表(http://www.deskstyle.info/eria/yamanashi/hensachi.html)
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