内申書(調査書)って何だろう?

内申点は、高校受験だけでなく、中学受験や大学受験などほぼすべての入試に関わってくる成績です。
この内申点と、入試本番の筆記テストや実技テスト、面接の結果を合わせて合否判定がなされるため、内申点って実はかなり重要なものなのです。

では内申点をあげるためにはどうしたらいいのか、気になりますよね?
ご安心ください。
このページにしっかりとまとめてありますのでぜひ参考にしてください。

その前に、内申点ってなに?という方のために、内申点についてまとめておきます。
内申点については知っているという方は、飛ばして内申点をあげる方法のところを見てくださいね。

内申書(調査書)って何だろう!

内申書とは高校入試を受ける生徒が、「中学校の時は、どんな生徒で、どんな学校生活を送っていたか?」
についてを受験する高校へ提出するための資料で、受験の合否を判断する重要な基準となるものです。

内申書は、内申とか調査書とも呼ばれています。
内申書の書式や項目は、都道府県によって少し違いがありますが、おもに「学力に関する部分」と「個人の性格や行動・活動の記録の部分」で構成されています。

内申書(調査書)には何が書いてあるの?

内申書(調査書)には、以下の①、②のことが書いてあります。

①学力に関する部分
学力に関する部分は、ほとんどが定期テスト(中間テスト・期末テスト)の結果なのですが、授業態度や宿題、レポート課題などの提出状況も含まれます。
これらを総合して決められるのが、通知表の評点の部分となります。

科目は、英語・数学・国語・理科・社会の主要5教科と音楽・美術・保健体育・技術家庭の実技4教科にわかれていて、5段階または10段階で評価されます。
この9科目の合計が内申点というわけです。

内申点は、高校入試当日に行われる学力検査や実技試験、面接の点数と同等に扱われますので、非常に重要です。
内申点は、下記のようにいくつかのパターンがあり、都道府県によって合計する学年や、教科の評価が違います。

パターンA:1年生から3年生までの9教科をすべて5段階で評価した合計で算出
パターンB:1年生・2年生の9教科を5段階、3年生を10段階で評価した合計で算出
パターンC:2年生の9教科を5段階、3年生を10段階で評価した合計で算出
パターンD:3年生のみを5段階または10段階で評価した合計で算出
パターンE:主要5教科に対して、実技4教科を2倍または3倍で評価した合計で算出

②個人の性格や行動・活動の記録
学力に関する部分以外も、内申書(調査書)記載事項として受験する高校へ提出されます。
一部の都道府県では、行動・活動の記録が内申点同様に点数化される場合もありますので、自分の住んでいる都道府県の高校入試制度をしっかりと調べておきましょう。

《出欠・健康の記録》
欠席や遅刻の日数がつけられますが、かなり多くの欠席や遅刻がない限り、あまり問題ありません。

不登校の生徒さんで授業を受けていなくても、教室に入らず別室で学習したり、校門まで登校したりすると出席扱いになる場合があります。
学校の先生と相談しながら、自分のできる範囲で出席できるようにしましょう。

《特別活動》
学校やクラス内で担当していた委員の内容と、所属していた部活名が記入されます。
また、生徒会活動やボランティア活動、英検の級などの特別活動を点数化して評価する場合がありますので、自分の住んでいる都道府県の高校入試制度をしっかりと調べておきましょう。

《総合的な学習の時間・行動の記録・総合所見》
総合的な学習の記録、行動の記録、総合所見などは、担任の先生が評価して記入してくれる部分です。

授業態度や生活態度が悪かったり、大きな問題行動を起こしたりしていない限りは、担任の先生が良い内容で記入してくれるため、基本的には安心して大丈夫です。
ただし、厳しく評価する先生もいますので、規則正しい学校生活を送るように心がけましょう。

・受験での内申書の大切さについて
高校入試では、内申書の評価と、試験日に受ける学力検査の点数、実施される場合は面接や実技検査などの総合点で合否が決まります。

また内申書の学力に関する部分と、学力検査の点数が、そのまま同等で合計される場合と、内申点が重視される場合、学力検査の点数が重視される場合など、都道府県や高校、学科などによって違います。

内申書の「学力に関する評価=学校の定期テストの結果」は、高校入試の学力検査の1点と同じ重みを持つこととなりますので、日々の授業や定期テストもしっかり頑張っておきましょう!

このページの下部に、デスクスタイルの指導エリア内の都道府県の高校受験情報のリンクがあります。
自分が居住する都道府県の内申点の算出方法をしっかり確認しておきましょう!

内申点をあげる方法は5つ!

内申をあげる一番の方法は、中間テストや期末テストと呼ばれる定期テストで良い点数を取ることです。
ただ、定期テストの成績の評価が内申点のすべてではありません。

例えば、定期テストで100点を取ったとします。
成績だけでいえば満点を取っているので評定は最高の5になるはずですが、授業態度が悪く、提出物をしっかりと出していなかったら、5ではなく4になってしまうこともありえます。

学校の先生によっては、授業態度や提出物をかなり重視して内申をつける場合がありますので、もしかしたら評点が3になってしまうことも...

こんなことになってしまったら、せっかくテストで100点を取ったのにかなりもったいないことになりますよね。

では、何をやっておけば、確実に評点5が取れるのでしょうか?
テストで良い点数を取ることに加えて、これだけはやっておいたほうが良いということが実はいくつかあります。

それらを以下にまとめてみましたので、ちゃんと見て実践できるようにしておきましょう。

・内申点をあげる方法その① 定期テストの準備は特に計画的に!
内申点の評価基準の大半は、学校の定期テストです。
塾でどれだけ点数が取れても、学校の定期テストの点数につながらなければ内申点は良くなりません...

まずは、しっかりと学校の授業に合わせて勉強し、定期テストに向けた学習スケジュールの計画を立てていくようにすることが大切です!

ここでひとつ注意点。

実力テストや確認テストは定期テストじゃないから内申点に入ってこないので...といっておろそかにするのはよくありません。

中1や中2のあいだは定期テストより勉強時間・量は減ってもいいので、実力テストや確認テストが返却されたらテストの見直しだけはしっかりとしておきましょう。
間違えた問題をちゃんと見直ししてできるようにしておくことで、効率よく勉強することができますよ。

・内申点をあげる方法その② 授業中の発言回数を増やそう!
学校の授業では、積極的に手を上げて発言回数を増やしましょう!
授業を受ける姿勢が変わることで、担任の先生から見ても、最近頑張っているなと良い印象になります。

成績は5段階もしくは10段階なので、あと少しの差で1段階あがったりする場合があります。
定期テストの結果だけでなく、授業態度などによる加点が成績表に影響する場合がありますので、積極的に学校の授業に参加していきましょう。

積極的に授業で発言していくためには、少しずつでも毎日の学校の授業に対する予習復習の習慣をつけることが必要です。

勉強のやり方については、1分で読んで即実践できる勉強のやり方ページを参考にしてくださいね。

・内申点をあげる方法その③ 小テスト・単元テストや宿題・提出物をしっかりこなそう!
定期テストだけでなく、授業で行われる小テストや単元テストも成績を決める重要なテストです。

宿題や提出物を提出することはもちろんですが、取り組み具合も大切ですので確実にこなしていきましょう!

たとえば理科の実験レポートなどでは、結果をちゃんとまとめられているか、考察で自分の意見をしっかりと述べることができているか、こういったことも評価されています。
適当にやってしまうとあとで大変なことになるので要注意ですよ!

小テストや宿題・提出物をしっかりとこなしていくことで、学校の授業の予習や復習にもなり、その毎日の積み重ねが定期テストの結果にもつながっていきます。

・内申点をあげる方法その④ 実技4教科の授業をがんばろう!
主要5教科は定期テストの結果で約7割は成績が決まってきますが、音楽、美術、保健体育、技術家庭の実技4教科は、定期テストの結果よりも授業態度や実技結果によって成績が決まります。

絵や歌が上手い、足が早いなどの個々人の能力だけでなく、授業に取り組む姿勢も学校の先生はしっかりと評価してくれます。

実技4教科は特に、授業に参加して一生懸命取り組みましょう!

実技4教科を、主要5教科の評点の2倍にして内申点をつける都道府県や高校もありますので、実技4教科は内申点アップにとても大切な教科となります。

ペーパーテストだけで内申を稼ぎきれないこと、授業や提出物など普段から頑張る必要があることを覚えておきましょう。

・内申点をあげる方法その⑤ ケアレスミスをなくそう!
わかっていたのに間違えた...、ちょっとした勘違いをした...

みなさんがよく陥ってしまう罠、ケアレスミスというやつですね。
ちょっとした不注意で...と思いがちになりますが、じつは点数が取れる生徒と取れない生徒の大きな違いは、こういうケアレスミスをするかしないかなのです。

テスト問題1問分の点数の、たった3~5点の違いで、内申点では5段階の3から4に上がったり、3から2に下がったりする場合もあります。

普段のテストのなかで、習慣的に意識して直していくことにより、ケアレスミスをすることが少なくなっていきます。

ケアレスミスをしないよう習慣づけることが、高校入試本番での大きな差につながりますので、下記のケアレスミスを防ぐ3つのポイントをしっかりと普段のテストから実践しておきましょう!

『ミスする箇所をしっかり把握しよう!』
あなたはどんなミスが多い?まずは分析から始めましょう!

符号忘れや問題の読み違いなどの小さなミスでも、積み重なると10~30点変わる場合があります。

見直す手順としては、まずテスト中に自信がない問題にチェックを付けておき、残り時間でそのチェックを付けた問題を解きなおしてみるようにすると良いでしょう。
そのためには、普段から問題を早く正確に解けるように訓練しておくことが重要です。
時間を計って問題に取り組むことが効果的ですよ。

また、テスト直しの時には、間違えた問題に印を付け、もう一度解き直してみます。
解けたらどこでミスをしたのかをチェックしてみましょう。
どこで間違えたか自分で見つけられるようになれば、その部分を重点的に練習して間違えないようにすることができるようになりますよ。

『途中式のミスをなくす!』
数学では、このミスが一番多いです。途中式でミスをする多くのケースは下記の3つです。

①暗算で計算して間違える
②自分が書いた途中式の字が読みにくくて(小さくて)間違える
③マイナス、プラスの符号の転記を間違える

上記のようなミスをなくすために、途中式では下記の点に普段から注意しましょう。

①途中式は、大きな字ではっきりと書く
②余白のあちこちに書くのではなく、後で見てもわかるように問題順にしっかりと並べて書く
③+、-、= などの符号は特に丁寧に書く

『問題の読み間違いをなくす!』
問題文の読み間違えや、条件の読み忘れにより間違えてしまう場合があります。

数学や理科で言えば、解答のkg、gなどの単位が指定されていたり、国語では、◯文字で、◯文字以内でという違いによって解答が変わってくる場合があります。

ちょっとした問題文の読み間違いで点数を落としてしまうのはもったいないです。
普段の勉強から問題文の単位や数字、英単語などの重要なところに下線を引きながら問題を読んだり解いたりする習慣をつけると良いでしょう。

大事なところに下線を引くクセをつけることで、自然と問題文を注意深く読む習慣をつけることにつながっていきます。

◎内申点をあげる方法をしっかりと実践したい場合はデスクスタイルにお任せください
内申点をあげるための方法を5つご紹介しましたが、生徒さんが自分ひとりで考えて行動するのは大変だと思います。

そんな時は、デスクスタイルにご相談ください!

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勉強に対するやる気とやり方、どちらが欠けていてもなかなかうまくいきません。
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